技術(ローラシア連邦)

ここではこの世界における各種技術関連設定(主として先端技術)についての概要を説明。
一部NGP上の架空設定と、現実が混在している。

エネルギー関連技術


水素利用技術


"究極の超エネルギー"水素について(水素概要)

燃焼によって高いエネルギーを放出(※)し、核融合の技術を確立させることが叶えば太陽に匹敵するほどの莫大なエネルギーを得ることが出来る。(※:ただし、1分子当りが発する熱量は炭化水素系燃料に比べれば小さい。)
燃焼させたところで生まれるものは水のみ、核融合をさせても出てくる物はヘリウム。
そして水素そのものは、この惑星全体にほぼ無尽蔵と言ってもよいほど膨大に存在する。
これらが水素を"究極の超エネルギー"たらしめる所以である。
しかし、実際水素はその不安定さから極めて危険であり、製造効率は今だ悪く、電解方式による水素精製技術は今だ確立されていない。
また、大量の水素を貯蔵するにはかなりの高圧に耐えうる容器の開発が必須であり、液化貯蔵した場合は(蒸発による内圧上昇の為)長期の保管が難しい。
我々の住む世界において、水素が十分に普及していない最大の理由が、安全性と活用技術の未熟、そして高い生産コストの三点である。

この世界においては、水素関連技術においては一歩進んでいる。
(   )年にベルトア連邦では水素を比較的長期に渡っての貯蔵を可能にする技術が生まれ、ローラシア連邦は水素生産(淡水電解方式)の効率化に成功。
今だ石油や天然ガスが主流であるものの、主要先進国では徐々にその幅を利かせつつあるエネルギー源である。
しかし、核融合によって生じる莫大なエネルギーの制御の確立には至っておらず、今のところは主に火力発電にて天然ガスと混焼させる形で活用されている。

水素利用技術の現状

(ここでは、直接燃焼での利用として設定。燃料電池としての活用については別項目を設ける予定)

エネルギー源

現在この世界では、化石燃料の枯渇や獲得競争の激化、二酸化炭素排出増大による気象変動への懸念から水素利用技術の開発が積極的に進められており、我がローラシア連邦もベルトア連邦と並び水素技術先進国として知られている。

生産においては、
近年、ローランド王国との間にて立ち上げられた共同プロジェクトにて、水素の淡水電解法による製造効率を大幅に向上させる触媒技術の開発に成功。
中央部に位置する国内最大の淡水湖であるクランセル湖畔にて電解プラントが完成し、現在試験稼動に入っているほか、そのすぐ隣に周辺の工業団地で発生する副生成物としての水素を回収、電解プラントで生産された水素と併せて液化し出荷する新型液水プラントを新設。
複合プラントとして生産力の強化を図る計画である。

利用においては、
現在は火力発電所にて天然ガスと混焼させると言う方法で利用が進められているが、政府はウェーゼンランド州アルクスとセリムベルグ州ライエンの二箇所に水素火力発電所の建設を進め、5年以内の試験稼動及び次フェーズへの移行(本格稼動)を目指している。

水素火力発電所とは、爆合比率(2:1)に配合した液化酸素と液化水素を特殊な高温耐圧炉で燃焼させると言うもの(つまるところ、炉の中でロケットエンジンと同じ事をする)で、計画では3680年までに現行の火力発電による発電量のうち、68%を水素-酸素及び水素-天然ガス混焼による発電量とする事を目標としている。

貯蔵

大量の水素を利用するに当たって、大きな関門となる問題は貯蔵の問題である。
主として採られている方法としては
1.気体での超高圧貯蔵
2.液化状態での超低温・低圧貯蔵
の二つの選択肢が存在するが、先述の通り、より高度な耐圧容器が必要であること。
またそれに伴い容器の重量が内容物に対しかなり増大し輸送コストが嵩む事。
低温維持が難しい為蒸発による貯槽内の内圧上昇が生じ、破裂を防ぐ為にブローを行い気化した水素を放出せねばならないこと。
つまり、貯蔵している水素を貯蔵する為に捨てねばならないうえに、放出自体が危険である。
もちろんそれは回収され、再度液化して貯槽に戻されるがそれに伴い余計なエネルギーが必要となる。
これらの理由が、水素(に限らずガスの貯蔵全般に言えることだが)の長期に渡る大量貯蔵を困難にしている。

また、第三・第四の選択肢として「水素吸蔵合金の利用」や「特殊ポリマーの水素化」なども考えられるが、どちらも大量貯蔵には適していない。
一時、ベルトア連邦が第四の選択肢である大量の水素を含む特殊ポリマーの開発に成功し、それまでよりも大量の水素を安全に貯蔵できるようになったもののやはり容量や設備の大型化の点ですぐさま限界にぶち当たり、別の選択肢の模索を迫られた。(ちなみに、この技術自体は容量や放出効率の悪さを除けば極めて優秀である為、それ程大量に必要としない所、かつある程度大きな装置を搭載できるもの(例:船舶やビルの動力など等)に大量に用いられている)
結局、行き着いた答えは第一または第二の選択肢であった。
ベルトア連邦では、ベルトア連邦の水素関連大手のフュールハルト社が最大98MPaの超高圧に絶えうる耐圧貯槽の開発に成功したため、第一の選択肢である気体の超高圧圧縮による貯蔵方法が主流となっている。

それに対し、ローラシア連邦では、軽量かつ最強の強度を発揮するとも言われるアストライト合金の持つ、著しい低温脆性示すと言う欠点の克服に成功し、新開発の断熱材と併せて長期にわたって液化状態で保存することに成功。
液化水素としての利用が主流となっている。

動力源

動力源としては、ローラシア連邦では(政府が燃料電池車の普及を進めていることもあり)まだあまり普及していないものの、ベルトア連邦では水素を動力源として走る水素自動車の普及を政府が推進していることもあり、順調に普及が進んでいる。
また、ローラシア連邦ではLH2-ジェットエンジンの開発に成功。
現段階では主に軍事方面中心に研究・開発が進められているが、将来的には民間での普及も視野に入れられている。(尚、船舶用や車両用、ターボファンタイプなど様々な動力源として開発が進められている。)
3668年には世界初の実用LH2-ジェットエンジン搭載機の配備に成功している。


宇宙関連技術


(編集中)

マスドライバー施設

 現在ローラシア連邦にて稼働中のものは、ヴェデリアル基地内に存在する総延長20km(20.3km)にも達する巨大なマスドライバー「リムリュシオン」と軌道迎撃機射出用の小型マスドライバー施設のみであり、第二のマスドライバーが中部の平原地帯にあるミリスメリアにあるリメリア空軍基地を拡張して建設中である。(名称未定)

リムリュシオン

ゴード大陸で初めて建設されたマスドライバー(稼動したのは世界初)であるリムリュシオンは天上への道を意味する。
これが建設されたのは36**年である。
当時は物資の輸送のみを想定していたため建設当初は11.5kmと現在の半分程度の長さであったが、急激な加速を行うため人への影響が大きく、負担を軽減するため後に20kmへと延伸された。
また、その他にも速度制御の緻密化等、様々な工夫が施されている。
こちらは全体の大部分が地上に作られており、最後2kmは遠浅の海へと張り出している。

ちなみに、シグノチウムを用いた実質加速部は全体から見ればごく一部であり、しかも比較的新しい技術の為後付け感がある。
全体的には既存の高温超伝導技術を用いて建造されているが、それでもあまりに巨大であるが故に建造コストもさることながら維持コストもまた小国であったなら瞬く間に破綻してしまうほど莫大である。
しかし、それでも効率よく大量の物資を軌道上に打ち上げることが可能なこの施設は現在のローラシアの宇宙戦略において必要不可欠な存在である。

スター・フロンテ構想(プロジェクトスターゲイザー)

 ローラシア連邦航空宇宙局や政府、関連技術研究開発機関等が主体となって進められる計画。
最終的には星系外探索・進出を目標として、様々な関連技術の開発などを目的としている。
しかし外見飛躍した計画に見えるものの実質宇宙開発における技術開発の推進計画としての性格が強く、積極的に進められている。
いくつかのカテゴリごとに進められており、フェイズ1として主なものとしては、
・現行のマスドライバーシステム以上の効率を有する物資輸送手段の確立
・長距離有人探査の前線拠点としての宇宙ステーション
・スペースコロニー建設
・月面基地建設
等がある。
これとは別に軍事方面における同様の計画(ケセラ・イスカル構想)が存在し、それら二つを総称して「プロジェクト・スターゲイザー」と呼ばれる。

ネビュラ・オデュス計画

スター・フロンテ構想のうちの一つ、「現行のマスドライバーシステム以上の効率を有する物資輸送手段の確立」に関する研究計画。
軌道エレベーターと巨大な宇宙船(宇宙母船)の開発計画を柱としているが、どちらも最も現実性のない計画としてSFセットの開発プロジェクトと揶揄される。

後者宇宙船計画について
(編集メモ(編集・整理中)
星の地磁気を巨大な電磁石としてそれに反発させると言う浮遊機関を用い、巨大な船体を浮かせ、マスドライバーなしに、尚且つ大質量物質を軌道上まで持ち上げると言う理屈で作る。
一見荒唐無稽に見える案だが、一応研究室レベルでは成功しており、理論上では十分可能である。
しかし、それでも実用的な量の物資を宇宙まで持ち上げようとすると装置やシステム(地上で地磁気を増幅または補助して船体を持ち上げられるだけの反発力を生み出す施設)、それらを動かす為の必要エネルギー量が非現実的すぎるほど巨大化してしまうため、現在の技術レベルでは結局絵空事に終わっている。


ローラシアが得意とする先端技術分野

■水素生産・利用技術
■超高温超電導体技術
■高分子材料
■特殊合金材料
■特殊建築工学
■軍用自律制御システム(AI)
■ステルス技術
■レーダー技術
他。

  • 最終更新:2009-08-18 20:41:24

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