GDP・経済成長率

GDP・経済成長率

 わが国の経済活動の大きさを測る最も重要な概念として、国内総生産(GDP:Gross Domestic Product)を採用。
 (※便宜上、国民経済計算は93SNAで測定)




GDPと三面等価の原則

□GDPの定義

 ある一定期間内に一国の国内において生産されたすべての財・サービスの付加価値の総額。
 (生産面から見た経済活動の大きさを示す)


□各経済主体

  • 4つの経済主体(家計・企業・政府・海外

  • 民間である家計企業が経済活動の中心となる。

  • 企業は家計から生産に必要な要素として、労働、資本、土地を調達して、生産を行い、生産して得られた財・サービスを販売する。

  • また、そうして得た収入から生産に貢献した生産要素にその対価として、賃金、利子・配当、地代を支払う。

  • 企業が供給する財・サービスは4つに分類される。
    • 消費支出:家計は企業から財・サービスを購入。
    • 投資支出:企業間では投資財が販売される。
    • 政府支出:政府は企業から財・サービスを購入。
    • 輸出:海外の経済主体が大才帝国で生産された財・サービスを購入すること。


□三面等価の原則

  • 循環の前提
    • GDPはかならず各経済主体(家計、政府、企業)に分配され、所得となる。各経済主体は、この分配され得た所得から支出して、生産された財・サービスを購入する。つまり、経済は循環しており、どこで測ってもGDPは同じ額になる。


  • 国内総生産(GDP)国内総所得(GDI)国内総支出(GDE)
  • GDP=GDI[Gross Domestic Income]=GDE[Gross Domestic Expenditure])




フローとストック

 数量を表す変数にはフローとストックの2種類がある。


□フロー

  • ある一定期間(例:1年、四半期)に行われた経済活動の成果。GDPはフロー変数であり、「期間」を明示する。


□ストック

  • 過去からのフローの蓄積をある一時点(例:~年末)で測ったもの。「時点」を明示する。




GDPとGNI

 国内概念と国民概念による違いがあり、GDPは「国内」概念である。


□国内概念

  • 領土内の経済活動を対象。


□国民概念

  • 国民経済計算における「国民」とは居住者のことであり、永続的に大才帝国内に移住していれば国民(帝民)とみなされる。


  • 「個人」では6ヶ月以上の居住者はすべて大才帝国国民として計上。また2年以上、国内に居住していない大才帝国国籍の者は、国民経済計算における大才帝国国民ではない。


  • 「企業」では、大才帝国にある事業所はすべてわが国の国民とみなす。



□GNI(国民総所得)

  • 国民総所得(GNI)[Gross National Income]

  • GNI≡GDI+海外からの所得(受取)-海外に対する所得(支払)
      =GDI+海外からの所得の純受取


  • GDPはGDIに等しくなるが、国民の所得はこれだけではない。たとえば、普段は大才帝国に住みながら、短期間海外に赴き、そこで報酬を得た場合、外国のGDPに計上されているが大才帝国国民の所得となるので大才帝国のGNIとして計上される。国内概念は領土内での「生産」という概念であり、国民概念は、直接「生産」に携わっていなくても「所得」を得ているという概念である。



□付加的生産

  • GDP国内生産額中間投入額

  • 前段階で生産されたものは、付加的に生産されたものではなく、各生産段階で生産するために投入されたものなので、付加価値を計算するときは中間生産物として産出額から控除する必要がある。

  • また外国で産出された輸入物を生産するために投入した場合も、産出額から控除する。




分配面から見たGDP

年度 経済成長率 雇用者報酬 営業余剰・混合所得 固定資本減耗 税-補助金 統計上の不突合
****年 2.7 6532.2 2261.16 2763.64 879.3 1256.2
GDI:§12,562億 (****年)





支出面から見たGDP

年度 経済成長率 民間最終消費支出 政府最終消費支出 総投資 純輸出
****年 2.7 7285.9 2135.5 2889.2 251.2
GDE:§12,562億 (****年)



名目GDP、実質GDP、GDPデフレーター

□名目GDP

  • 名目GDP(Nominal GDP)とは、計測された各時点の市場価格で測った国内総生産である。上記までに説明してきたGDPは、すべてこの名目GDPになる。

  • 生産された財の市場価格×数量=GDE=GDP


□実質GDP

  • 実質GDP(Real GDP)は、経済成長率など異なった時点の経済活動の大きさを比較するときに使う。名目GDPでは、変化分に市場価格の変化分も含んでしまい、実質的な数量変化を求めることができない。そこで、市場価格の変化分を除くために、ある年を参照年として固定して、その年の価格水準等を使って、他の年のGDPを再評価する。


□GDPデフレーター

  • 名目GDPと実質GDPを用いて、平均的な価格の水準=物価水準を表すことができる。これをGDPデフレーター(GDP deflator)といい、具体的には、名目GDPを実質GDPで割った比率に100を掛けて、参照年を100とする指数にする。

  • GDPデフレーター=(名目GDP/実質GDP)×100



総(グロス)と純(ネット)

 GDPは「総」額である。「純」とは、何かから何かを差し引いたもののこと。


□NDP(国内純生産)

  • 国内純生産(NDP)[Net Domestic Product]

  • NDP=GDP-固定資本減耗

  • 固定資本減耗:既存の資本ストックに対する使用料と考えられるもの。会計用語での減価償却



  • 最終更新:2008-07-26 22:04:00

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